冬から春へ 〜季節の変わり目とご遺族の心のケア〜
冬の寒さが少しずつ和らぎ、春の訪れを感じる季節になりました。朝晩はまだ冷え込むものの、日中の陽ざしにほっとする瞬間が増えてきましたね。冬から春への移り変わりは、気候だけでなく、私たちの心にも影響を与えるもの。特に、大切な方を亡くされたご遺族にとっては、気持ちが揺れ動きやすい時期かもしれません。
春は新しいスタートの季節です。卒業や入学、異動や引っ越しなど、環境が変わる出来事が多く、周りの人々が前へ進んでいく姿を目にする機会も増えてきます。そんな時、ふと「故人がここにいてくれたら」「一緒にこの春を迎えたかったな」と、寂しさを感じることもあるかもしれません。
無理に気持ちを整理しようとしなくても大丈夫です。 亡くなった大切な方を想う気持ちは、時間が経っても変わることはありません。春の訪れとともに、心が少しずつ変化していくのを静かに受け入れ、ご自身のペースで向き合っていくことが何より大切です。
気持ちが落ち着かないときは、故人との思い出にそっと寄り添う時間を持ってみるのもいいかもしれません。 例えば、お仏壇に春らしいお花を供えたり、好きだった食べ物を用意したり。お墓参りに行って、ゆっくり手を合わせるのも心を整えるひとつの方法です。「もうすぐ春ですね」と心の中で語りかけながら、故人にも春の訪れを伝えてみるのもいいですね。
春は、寒さを乗り越えた草花が美しく咲き始める季節。私たちの心も、そんな自然の流れと同じように、ゆっくりと穏やかになっていくのかもしれません。焦らず、無理をせず、少しずつ春の空気を感じながら、新しい季節を迎えていけるといいですね。
——————————————————————-
家族葬のあい苑ではご葬儀・家族葬に関するご相談を受付けております。どんなことでもお気軽にお問い合わせください。
【お問い合わせフォーム】
お電話でのお問い合わせ
0120-565-051